コンクリート構造特論   Mechanics of Structural Concrete

文字サイズ 

担当教員
二羽 淳一郎 
使用教室
月3-4(M114)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
61003
シラバス更新日
2012年5月13日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期

講義概要

コンクリート構造物のせん断問題に関して,耐荷力,破壊メカニズム等の定量的な評価方法を習得する。またそれとともに,コンクリートの破壊力学と寸法効果,格子モデルを用いたせん断問題の解析方法,繊維補強コンクリートや超軽量コンクリートのせん断耐荷特性等の最新の研究成果についても理解していく。

01.総説
02.コンクリート構造物のせん断問題
03.コンクリートの破壊力学と寸法効果
04.格子モデルによるせん断解析
05.繊維補強コンクリートの破壊力学特性とせん断耐荷特性
06.超軽量コンクリートの破壊力学特性とせん断耐荷特性

講義の目的

コンクリート構造部材の基礎的な力学挙動を理解する。コンクリート構造の限界状態設計法、コンクリートの破壊力学の基礎、ならびに構造体強度の寸法効果の概念についても理解していく。

講義計画

1.
コンクリート構造に関する諸問題

2.
コンクリート構造設計に関する基本的概念

3.
コンクリート構造の耐震設計に関する基本的概念

4.
コンクリート部材の曲げ耐力

5.
曲げと軸力を受けるコンクリート部材の耐力

6.
せん断補強のないコンクリート部材のせん断耐力

7.
せん断補強されたコンクリート部材のせん断耐力

8.
斜め引張破壊におけるせん断強度の寸法効果

9.
コンクリート構造強度への破壊力学の適用

10.
格子モデルを用いたコンクリート部材の強度-変形解析

11.
ねじりを受けるコンクリート部材とせん断流理論

12.
ねじりを受けるコンクリート部材の耐力

13.
曲げひび割れを有するコンクリート部材の耐久性

14.
コンクリート構造をめぐる最近のトピックス

15.
期末試験

教科書・参考書等

講義ノートを配布する。

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

授業出席、演習、および期末試験

担当教員の一言

講義内容の理解を深めるため、随時演習を行う。

このページのトップへ