現代暗号理論   Modern Cryptography

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担当教員
尾形 わかは 
使用教室
月5-6(W621)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
56001
シラバス更新日
2014年3月18日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期

講義概要

公開鍵暗号をはじめとする基礎的な現代暗号の技術について講義する。計算量的な安全性と情報量的な安全性の考え方や、現在の暗号技術の動向についても講義する。

講義の目的

公開鍵暗号、ディジタル署名、秘密分散共有法、零知識証明など、現代暗号の技術について解説することによって、計算量的な安全性と情報量的な安全性の考え方や、現在の暗号技術の動向について理解することを目的とする。

講義計画

1.暗号の安全性
2.共通鍵暗号
3.整数論
4.公開鍵暗号(ElGamal暗号・RSA暗号・Rabin暗号)
5.DH鍵共有
6.メッセージ認証(MAC・A-code)
7.ディジタル署名(RSA署名)
8.秘密分散共有
9.秘密分散共有の応用(分散復号・秘密計算)
10.零知識証明
11.零知識証明の応用(認証・ディジタル署名)
12.楕円曲線暗号
13.ハッシュ関数
14.擬似乱数

教科書・参考書等

講義中に配布するテキストを使用.
<参考書>
「現代暗号の基礎数理」 黒沢 馨,尾形 わかは 著,電子情報通信学会編,コロ ナ社刊(2004)
「Cryptography」D.Stinson 著,CRC Press(1995)

関連科目・履修の条件等

基礎電気・情報数学(学部),情報基礎学(学部),数理論理学(学部)を履修しておくことが望ましい.

成績評価

期末試験により評価する.

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