公開鍵暗号をはじめとする基礎的な現代暗号の技術について講義する。計算量的な安全性と情報量的な安全性の考え方や、現在の暗号技術の動向についても講義する。
公開鍵暗号、ディジタル署名、秘密分散共有法、零知識証明など、現代暗号の技術について解説することによって、計算量的な安全性と情報量的な安全性の考え方や、現在の暗号技術の動向について理解することを目的とする。
01.暗号理論の基礎(1)
02.暗号理論の基礎(2)
03.公開鍵暗号(1)
04.公開鍵暗号(2)
05.鍵共有
06.メッセージ認証
07.ディジタル署名(1)
08.ディジタル署名(2)
09.秘密分散共有(1)
10.秘密分散共有(2)
11.零知識証明(1)
12.零知識証明(2)
13.楕円曲線暗号
14.ハッシュ関数
独自の書き込み式プリントを使用.(OCW-iからダウンロード可能)
参考書等
<参考書>
「現代暗号の基礎数理」 黒沢 馨,尾形 わかは 著,電子情報通信学会編,コロ ナ社刊(2004)
「Cryptography」D.Stinson 著,CRC Press(1995)
基礎電気・情報数学(学部),情報基礎学(学部),数理論理学(学部)を履修しておくことが望ましい.
期末試験により評価する.