多次元情報処理   Multidimensional information Processing

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担当教員
藤井 俊彰 
使用教室
火5-6(S511)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
56008
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期

講義概要

多次元信号に対して,標本化から各種の線形・非線形処理について基本的事項を講義する。多次元信号の例として、静止画像、動画像、3次元画像を取り上げ、種々の処理方法について概観するとともに、近年の画像処理、画像情報圧縮(JPEG/MPEG)、3次元立体映像処理等についても概説する。

講義の目的

多次元情報の性質及びこれらをディジタル化する手法について学ぶと共に、静止画像、動画像、3次元画像などの多次元情報の処理や圧縮技術について論じる。まず画像信号を元にしてサンプリングやフィルタリングの理論からスタートし、映像処理,圧縮の基本となる信号予測・動き解析・周波数変換・レート歪み最適化手法などについて、理論的/実用的両側面から論じる。さらに、近年の画像処理、画像情報圧縮(JPEG/MPEG)、3次元立体映像処理等についても概説する。

講義計画

1.多次元情報のディジタル化
2.多次元情報論の情報量と統計的性質
3.画像処理の基礎
4.時空間フィルタリング処理
5.信号予測処理/動き推定処理
6.画像の周波数変換(KLTとDCT)
7.画像符号化の基礎
8.静止画像・動画像の符号化とJPEG, MPEG
9.3次元画像処理/光線空間理論
10.最近のトピックから

教科書・参考書等

各回毎に講義録を配布し、それに基づいて講義を行なう。

関連科目・履修の条件等

フーリエ変換、ディジタル信号処理等の基礎科目を履修していることが望ましい。

成績評価

出席および随時提出する課題レポートに基づいて成績を評価する。

担当教員の一言

可能な限り基礎から積み上げる講義形式となるよう配慮する。
映像処理理論だけでなく、その技術が実際にどのように世の中で実現されているのかにも重点をおく。

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