水力・火力・原子力発電,電力系統の周波数・電圧の制御,電力系統の経済運用,系統保護,直流送電,電力用通信技術,その他電力事業における最近の話題,ならびに発電機・送変電機器・高電圧技術を中心とする電力機器と電力分野における新技術開発について講述する.
電力系統について,システムならびにハードウエアの両面から,現場の技術を基本に詳細に学ぶ.すなわち,水力・火力・原子力発電,電力系統の周波数・電圧・電力の制御,電力系統の経済運用,超高圧送電,直流送電,絶縁設計,その他電力事業における最近の諸問題,ならびに電力機器と電力エネルギー分野における最新の技術開発を扱う.
01. 電気事業の現況と課題:日本の電力・エネルギー・環境対策(土田)
02. 発電1:火力発電技術(飯田)
03. 東京電力(株)発電所見学(引率:竹内講師)
04. 発電2:原子力発電の現状(園田)
05. 電力流通1:送変電技術(島津)
06. 電力流通2:配電/電子通信(小野崎)
07. 電力系統運用技術(大加田)
08. これからの電力技術(松下)
09. エネルギーとスマートグリッド1:発電システム(星野)
10. エネルギーとスマートグリッド2:新エネ、再エネ(星野)
11. エネルギーとスマートグリッド3:スマートグリッド(星野)
12. 高電圧技術と送変電機器1:高電圧技術(保科)
13. 高電圧技術と送変電機器2:送変電機器(保科・紺谷)
14. パワエレ技術と電動機1:パワエレ技術(田井)
15. パワエレ技術と電動機2:電動機(田井・戸田)
教科書指定なし,適宜資料を配布する。
学部において,電力工学,電気機器学等の関連科目を履修していることが望ましい.
日本語が理解でき,日本語で討論できること.また前の週に提示される講義関連課題を事前に検討したうえで講義に出席すること.
授業での発言状況および前半と後半の計2回のレポート提出による.
欠席回数に応じて若干の減点をするが,講義の1/2以上を欠席した場合は不合格とする.