環境・電力エネルギー特論   Environment and Electric Energy

文字サイズ 

担当教員
西村 正  冨永 真志 
使用教室
木5-6(S321)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
54014
シラバス更新日
2012年10月16日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期

講義概要

世界の課題は「エネルギー安全保障と持続性」、「環境の保全」、「経済の成長」の三項目が相互に影響し合うトリレンマからの脱却である。しかし、各国それぞれの事情もあり、一意的な解決策は見えてはいない。
本講義では上記三項目それぞれの基盤となる事象、技術、各国の政策等を学ぶ。それらを基に、Global社会で日本がどのような役割を担い寄与できるか、また日本が発展する道筋がいかにあるか自ら考える力を養いたい。
本講義は上記の三項目について、①産業・経済、②エネルギー政策と動向、③電力変換、効率利用技術と施策、④環境問題の政策と動向の4単元にわけて行うこと及び4単元それぞれから選んだ課題について⑤グループ討議を行うことで構成する。

講義の目的

20世紀の旺盛な経済成長の結果,排出される温暖化ガスや廃棄物の回収,浄化に環境が追いつかなくなっている.人々の生活水準の向上には経済成長が不可欠だが,環境に配慮した持続可能な成長でなければならない.電力エネルギーは経済成長の根幹であるが,環境負荷を生じる源でもある.化石燃料による発電の効率向上を進める一方で,温暖化ガスの発生を抑制するために,我が国では原子力発電の比率を高め,また再生可能エネルギーの導入を促すエネルギーミックスが推し進められてきた.しかし,昨年3月の東日本大震災による福島第一原発の重大被災を受け,原子力発電に対する評価,その環境への負荷に対する関心が一変する事態となった.深刻なエネルギー不足が生じるなか,消費者としての価値観,産業人としての価値観も変わりつつある.
我が国は2度の石油危機を乗り切り,深刻な公害を克服して,世界でも有数の環境に配慮した経済成長を実現してきている.今,次のステップとして持続可能な循環型社会に向け,仕組みの構築と技術・人智が結集されつつあるが,昨年来の変化を受け止め,21世紀の環境・電力エネルギーの 開発がいかにあるべきか,自ら考え発信するために,最新の環境・電力エネルギー技術動向を学び,専門的かつ幅広い知識ベースとすることを講義目的とする.

講義計画

(1)産業・経済
01 オリエンテーション・「事業」基礎知識
02   イノベーションと産業構造変化
03   知財とビジネスモデル
(2)エネルギー政策堵動向
04   電力エネルギー概論・世界動向
05   日本のエネルギー動向
06   各発電技術の概要と動向
07   今後の国内電力エネルギー
(3)電力変換、効率利用技術、施策
08   スマートグリッド
09   電力エネルギー変換    (外部講師)
10   電力エネルギー制御技術  (冨永准教授)
(4)環境問題、政策・動向
11   環境問題I(温暖化ガス削減、循環型社会)
12   環境問題II(国際的な有害物質規制)
13   水・大気浄化技術     (外部講師)
(5)グループ討議
14   グループ討議
15   講評・まとめ

教科書・参考書等

講義において資料を配布する.

関連科目・履修の条件等

特になし 

成績評価

1)出席点 30点
2)レポート 40点 
  各単元毎に1件ずつ出題する。計4件。           
  提出期限は次単元第二回目終了時まで。
3)グループ討議 30点  
  4グループに分かれ、課題発表。
  各単元から選んだ課題についてプレゼンを行い、聴講者の質疑を受ける。

担当教員の一言

相互に連携し、時に相反する事象となるジレンマ、トリレンマ構成要素に対して、歴史的背景も含め、自ら情報収集を行い、整理して考え、判断をする素地をもってほしい。

このページのトップへ