光通信工学   Lightwave Communications

文字サイズ 

担当教員
荒井 滋久  秋葉 重幸 
使用教室
火5-6(S631A)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
54004
シラバス更新日
2012年10月3日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期

講義概要

 光伝送工学の基礎,光ファイバ伝送路の特性,発光素子,光増幅器,検波器などの光デバイスの特性と受信雑音,光回路および光伝送システムの特徴等について講義する。

講義の目的

 本講義では,広帯域通信の主たる方式である光ファイバ通信方式の形態,その基本的構成要素,伝送容量,多重化方式,ネットワーク化などについて解説する。光ファイバ通信方式を理解するための光伝送路や光源,検出器に関する理論的基礎を与えるとともに現状の光通信システムと将来展望,さらに近年活発な研究が行われている光インターコネクションやシリコンフォトニクスを始めとするフォトニクス分野における新展開について解説する。

講義計画

01. 光通信の概要
02. 光ファイバ伝送路の特性
03. 光通信用光源の基礎
04. 光通信用光源の基本動作特性
05. 光通信用光源の直接変調
06. 単一波長レーザ
07. 光の変調方式(外部変調)
08. 光増幅器と波長多重光増幅システム
09. 光コア・メトロネットワーク
10. 光海底ケーブルシステム
11. 光アクセスネットワーク
12. 最先端トピックス(光OFDM, 多値変調)
13. モバイルシステムにおける光技術と次世代ネットワーク
14. フォトニクス分野における新展開

教科書・参考書等

担当教員が作成した資料を基に講義を進める。

関連科目・履修の条件等

特に履修条件を設定しない。

成績評価

中間・期末レポート点(80点),授業中の演習と出席点(20点)で評価する。

担当教員の一言

実用の光通信システムは急速に変化しているが,それらを支える基本デバイスの動作原理や基本技術を理解して欲しい。
内容が,光ファイバ,半導体,光デバイス,システムと広範に及ぶので,参考書(入門編)として,
末松・伊賀編著 『光ファイバ通信入門』 オーム社 を読んでおくことが望ましい。

このページのトップへ