磁気浮上と磁気支持工学   Magnetic Levitation and Magnetic Suspension

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担当教員
千葉 明 
使用教室
木3-4(S521)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
50151
シラバス更新日
2011年3月28日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期

講義概要

21世紀初頭より磁気浮上,磁気支持システムが実用化しつつある.JR山梨リニア実験線,名古屋のリニモ,上海のマグレブなどの磁気浮上列車が走行しつつある.一方,半導体製造プロセスではベアリングレスモータポンプによる超純水移送,磁気軸受を伴ったターボ分子ポンプなどが実現している.

本講義では超伝導磁気浮上,高温超伝導,磁気浮上列車などの磁気浮上系と,磁気軸受,ベアリングレスモータなどの磁気支持系について学ぶ.

講義の目的

 21世紀初頭より磁気浮上、磁気支持システムが実用化しつつある。JR山梨リニア実験線、名古屋のリニモ、上海のマグレブなどの磁気浮上列車が走行しつつある。一方、半導体製造プロセスではベアリングレスモータポンプによる超純水移送、磁気軸受を伴ったターボ分子ポンプなどが実現している。
 本講義では超伝導磁気浮上、高温超伝導、磁気浮上列車などの磁気浮上系と、磁気軸受、ベアリングレスモータなどの磁気支持系について学ぶ。

講義計画

1 概要
2 電磁石吸引制御方式
3 超伝導誘導反発磁気浮上方式
4 超伝導誘導反発磁気浮上方式
5 応用例1
6 応用例2
7 中間試験1
8 回転体の磁気支持
9 磁気回路の解析と電磁力
10 永久磁石と磁気吸引力
11 磁気軸受
12 中間試験2
13 コントローラとフィードバック
14 コントローラのパラメータ
15 ベアリングレスモータ、磁気軸受の応用

教科書・参考書等

電気学会磁気浮上応用技術調査専門委員会編「磁気浮上と磁気軸受」コロナ社
Akira Chiba, Tadashi Fukao, Osamu Ichikawa, Masahide Oshima, Masatsugu Takemoto and David G. Dorrell, "Magnetic Bearings and Bearingless Drives", Newnes Elsevier, ISBN 0 7506 5727 8, 2005

関連科目・履修の条件等

電気機器学、パワーエレクトロニクス を履修していることが望ましい。

成績評価

中間試験2回、期末試験1回、配分は1/3ずつ。

担当教員の一言

21世紀に実用化が進むと思われる磁気浮上、磁気支持の基礎を習得する。

その他

いろいろな磁気浮上のデモを行います。

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