各種物理量・化学量を検出するセンサ,計測回路,信号処理法について述べ,これらを用いた計測システムの構成法について論じる。
1. センサの動作原理(物理量センサ,化学量センサ)
2. マイクロマシーニング,集積化センサ
3. センサ用計測回路(アナログ回路,ディジタル回路)
4. センサ信号処理法(スペクトル解析,多変量解析,ニューラルネットワーク)
5. センシングパラダイム
各種物理量,化学量を検出するセンサの基本原理,計測用回路,信号処理方法及びそれらを用いて計測システムを構成する方法を学ぶ。実例を多く盛り込み,電気電子工学関係の様々な分野で実際の計測を行うのに役立つ知識を身につける。
1. センサの動作原理
1-2週:光,磁気,熱,圧力,音等の物理量を計測するセンサ
3-4週:イオン,ガス,タンパク質等の化学物質を計測するセンサ
5週:MEMS,集積化センサ
2. センサ用計測回路
6-7週:アナログ計測回路(オペアンプ回路)
8週:RF回路と計測器(ネットワークアナライザ,スペクトラムアナライザ)
9週:A/D変換回路
10週:デジタル回路,ASICを利用した計測回路,センサネットワーク
3. センサ信号処理法
11週:スペクトル解析,波形解析
12週:多変量解析
13週:ニューラルネットワーク
4. センシングパラダイム
14週:ロックイン計測法,アクティブセンシング,センサフュージョン
森泉,中本 『センサ工学』 昭晃堂
基礎電気回路,電気・電子計測(学部授業)を履修しておくことが望ましい。
レポート及び期末試験を行う。
配分はレポート 30%,期末試験 70%
実践的計測技術を講義する。
【オフィスアワー】
事前に e-mail 等により在室時間を確認して訪問すること。
nakamoto@mn.ee.titech.ac.jp