電子計測論   Electronic Measurement

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担当教員
中本 高道 
使用教室
木7-8(S622)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
50124
シラバス更新日
2010年3月22日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期

講義概要

各種物理量・化学量を検出するセンサ,計測回路,信号処理法について述べ,これらを用いた計測システムの構成法について論じる。

1. センサの動作原理(物理量センサ,化学量センサ)
2. マイクロマシーニング,集積化センサ
3. センサ用計測回路(アナログ回路,ディジタル回路)
4. センサ信号処理法(スペクトル解析,多変量解析,ニューラルネットワーク)
5. センシングパラダイム

講義の目的

各種物理量,化学量を検出するセンサの基本原理,計測用回路,信号処理方法及びそれらを用いて計測システムを構成する方法を学ぶ。実例を多く盛り込み,電気電子工学関係の様々な分野で実際の計測を行うのに役立つ知識を身につける。

講義計画

1. センサの動作原理
   1-2週:光,磁気,熱,圧力,音等の物理量を計測するセンサ
   3-4週:イオン,ガス,タンパク質等の化学物質を計測するセンサ
     5週:MEMS,集積化センサ
2. センサ用計測回路
   6-7週:アナログ計測回路(オペアンプ回路)
     8週:RF回路と計測器(ネットワークアナライザ,スペクトラムアナライザ)
     9週:A/D変換回路
    10週:デジタル回路,ASICを利用した計測回路,センサネットワーク
3. センサ信号処理法
    11週:スペクトル解析,波形解析
    12週:多変量解析
    13週:ニューラルネットワーク
4. センシングパラダイム
    14週:ロックイン計測法,アクティブセンシング,センサフュージョン

教科書・参考書等

森泉,中本 『センサ工学』 昭晃堂

関連科目・履修の条件等

基礎電気回路,電気・電子計測(学部授業)を履修しておくことが望ましい。

成績評価

レポート及び期末試験を行う。
配分はレポート 30%,期末試験 70%

担当教員の一言

実践的計測技術を講義する。

その他

【オフィスアワー】
事前に e-mail 等により在室時間を確認して訪問すること。
nakamoto@mn.ee.titech.ac.jp

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