90年代の後半に開発されたデジタル民生機器向けマイクロプロセッサを例題にしながら,マイクロプロセッサのアーキテクチャ,論理,回路の設計について次の項目に沿って講義を進める。
(1)マイクロプロセッサの技術動向
(2)アーキテクチャ設計
(3)高性能化のための論理方式とその実装
(4)低消費電力化技術とその実装
90年代後半から最近にかけて開発されたデジタル民生機器向けマイクロプロセッサを例題にしながら,マイクロプロセッサの高性能化や低消費電力化のためのアーキテクチャ,論理/回路技術について講義を行う。
1. マイクロプロセッサの技術動向
2. アーキテクチャの基本,設計
3. 高性能化方式とその実装
4. 低消費電力化方式とその実装
F. Arakawa, O. Nishii, K. Uchiyama, and N. Nakagawa,
``SH4 RISC Multimedia Micro-processor,'' IEEE MICRO, vol. 18, no. 2, pp. 26-34, Mar./Apr. 1998.
内山, ``デジタル民生用マイクロコンピュータにおける低電力設計,''
電子情報通信学会論文誌, vol. J83-C, no. 6, pp. 447-453, Jun. 2000.
F. Arakawa, et al.,
``An Embedded Processor Core for Consumer Appliances with 2.8GFLOPS and 36M Polygons/s FPU,''
IEICE Trans. Fundamentals, vol. E87-A, no. 12, pp. 3068-3074, Dec. 2004.
荒川文男, 他,
``デジタル家電向けプロセッサコアの開発,'' 信学論(D), vol. J88-D-I, no. 2, pp.125-133, Feb. 2005.
SH-4A ソフトウェアマニュアル <http://documentation.renesas.com/jpn/products/mpumcu/rjj09b0090_sh4a.pdf>
計算機アーキテクチャ,集積回路の基礎
レポート
具体的なマイクロプロセッサの製品設計を例題にしながら,高性能化や低消費電力化のためのアーキテクチャ,
論理/回路方式について講義したい。