工作機械特論   Advanced Machine Tools Engineering

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担当教員
齋藤 義夫 
使用教室
水1-2(I121)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
40063
シラバス更新日
2013年9月30日
講義資料更新日
2013年9月30日
アクセス指標
学期
後期

講義概要

工業社会において「ものつくり」を基盤で支えている工作機械は、工場などの生産現場でなくてはならない存在であり、その利用技術は最先端の技術とも密接に関連している。この工作機械の製造に関しては、日本が20年以上世界の輸出国として活躍をしてきている。工作機械は機械を作るための機械として、母なる機械と称されており、その発展を考えると多くの興味深い学術的な背景と結びついている。そこで、工作機械とその関連技術について講義を行い、工作機械を通して「ものつくり」の今後の発展動向について討論を行うことにより、機械工学の基本と生産技術の基礎を理解する。

講義の目的

工作機械の基本的な特徴・特性を機械工学の観点から解説し、工作機械に関連した諸問題と発展動向を理解するとともに、先端技術との結びつきを考察することにより、「ものつくり」と生産技術の基礎を修得することを目的としている。

講義計画

工作機械に関する講義と並行して、大学にある工作機械を見学し実情を理解することと合わせ、実際に工作機械を利用する機械も設ける計画であるい。講義30分、実習30分、討論30分の構成で、毎回レポート課題を課す予定である。

1.授業ガイダンス:ものつくりの原点とは、工作機械の歴史ついて
2.工作機械に要求される性能・特徴:母なる機械
3.創成運動とは:歯車、ねじ
4.加工方法とは:切削、研削、鍛造、鋳造、、、
5.ものつくりに要求される機能・性能
6.工作機械の基本構成要素・構造形態・軸受・案内
7.工作機械を支える技術とは:基準と精度とは
8.工作機械の制御方法:計測と制御
9.ものつくりの将来

教科書・参考書等

教科書の指定は行わないが、その都度資料や参考図書を紹介する。

関連科目・履修の条件等

履修条件などは特に設けないが、「ものつくり」に興味のある学生を対象としている。

成績評価

授業中に行うミニテストと毎回のレポート課題により成績評価を行う。

担当教員の一言

工作機械が機械を作る機械としてどのような特徴を有しているか、理解してもらえれば、応用力が修得できると期待している。

その他

工作機械は工業製品の「ものつくり」の基本として活躍しているが、その将来についてみんなと検討・討論したいと考えています。

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