機械技術の歴史を含めて,先端技術にかかわる潤滑技術とその基礎になるトライボロジーの理論について解説する。
機械技術におけるトライボロジーの重要性の理解,摩擦・潤滑の複雑なメカニズムを理解する。
1.トライボロジーの基礎(10週):「トライボロジー」の内容に沿って
2.流体潤滑理論関連トピックス(3週):数値計算、自励振動、トラクションなど
3.機械要素におけるトライボロジー (2週)
参考書等
「トライボロジー第2版」山本,兼田(理工学社):教科書相当
「トライボロジーの基礎」加藤,益子(培風館):学部講義相当分
「トライボロジーハンドブック」日本トライボロジー学会編(養賢堂)
「流体潤滑」堀(養賢堂)
・学部でトライボロジー関係の講義を受けていなくても構わない。トライボロジーの基礎として学部講義の復習部分を含めて講義する。
・流体力学、材料力学、弾性力学、数値計算の基礎を知っていることが望ましい。
レポートによる。
必ずしもトライボロジーの専門家とはならないかもしれないが、機械系技術者としてトライボロジーに関してある程度詳しい知識を身につけることを目指す。