本講義では,エネルギー変換をシステムとして捕らえ,個々のエネルギー変換システムの概要と特徴,および多様なエネルギー変換システムに共通する基礎学問を身に付けることを目的とする。まず,将来のエネルギー需給や地球環境問題などについて概説し,火力発電システム,燃料電池システム,太陽電池システム,原子力発電システムの特徴,課題,展望を講述する。さらに,熱力学などを基礎としこれら発電システムを横断的に俯瞰する。
本講義では,燃料電池,太陽電池,内燃機関,二次電池,原子力等のエネルギー変換に関する分散した学術を各種エネルギー変換の共通原理を抽出することによって体系化して講義することを目的とする。また,博士課程学生を対象とした専門科目としては異例のグループ討論形式などを導入することで,教員と学生の双方向性が高い講義を行い,基礎科学に対する理解力向上だけでなく,問題発見力,企画力,プレゼンテーション力等を総合的に養う。
配布資料
配布資料
前期に開講する「エネルギー・アナリシス」と「エネルギー・デバイス」はペアで受講することを推奨する。
さらに,後期に開講予定の「エネルギー・マテリアル」を合わせて受講することを推奨する。
期末試験を実施する。出席も評価する。
毎回,講義に関するアンケートを実施しています。協力をお願いします。
グローバルCOEエネルギーでは,理工系だけでなく文理融合に関連する多くの講義を開講しています。
グローバルCOE,http://www.energy.titech.ac.jp/
グローバルCOEの講義,http://www.energy.titech.ac.jp/Japanese/Education/