流体物理学のうち,乱流,乱流輸送及び乱流燃焼を取り上げ,その基礎と応用について講述するとともに,最新の成果について説明する。
流体物理学のうち、乱流、乱流熱・物質輸送及び乱流燃焼を取り上げ、その基礎と応用について講述するとともに、最新の成果について説明する。
1.乱流現象の概要
2.乱流の統計的性質(1)(一様等方性乱流)
3.乱流の統計的性質(2)(自由せん断乱流)
4.乱流の統計的性質(3)(壁面せん断乱流)
5.乱流の間欠性、乱流理論、乱流モデル
6.乱流構造の普遍的特性
7.乱流熱・物質輸送
8.レイノルズ数と状態の遷移
9.乱流変動の性質
10.発達した乱流
11.乱流場における渦構造と統計法則
12.乱流中のコヒーレント微細渦
13.乱流燃焼(1)
14.乱流燃焼(2)
参考書等
H. Tennekes and J. L. Lumley, ""A First Course in Turbulence"", The MIT press, (1972),
J. O. Hinze, ""Turbulence"", 2nd Ed., McGraw-Hill, (1975), U. Frish, ""Turbulence"",
Cambridge University Press, (1995), K. K. Kuo, ""Principles of Combustion"", John Wiley
& Sons, (1986), F. A. Williams, ""Combustion Theory"", 2nd Ed., Benjiamin Cummings,
(1985), 神部勉,P. G. ドレイジン, “流体力学 安定性と乱流”, 東京大学出版会, (1998)
等を参考書として推奨する。
流体力学及び熱力学の基礎について履修していることが望ましい。
提出されたレポートにより成績を評価する。
この講義を受講することにより乱流の基礎から最新の成果までを修得することができる。