トライボロジー特論   Advanced Course of Tribology

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担当教員
京極 啓史 
使用教室
水3-4(I121)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
40052
シラバス更新日
2012年9月21日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期

講義概要

機械技術の歴史を含めて,先端技術にかかわる潤滑技術とその基礎になるトライボロジーの理論について解説する。

講義の目的

機械技術におけるトライボロジーの重要性の理解,機械要素技術の科学的理解,摩擦・摩耗の複雑なメカニズムの理解,極限状態の潤滑の世界の理解

講義計画

1.機械技術におけるトライボロジーの役割
2.摩擦のメカニズム
3.摩耗のメカニズム
4.粗さ面の統計的接触理論
5.粗さ面の接触理論に基づいた摩擦・摩耗の理論
6.転がり接触の摩擦と摩耗
7.ジャーナル軸受の基礎(流体潤滑理論、Reynolds 方程式、無限幅近似、無限小幅近似、
オイルホワール)
8.転がり軸受の基礎(弾性流体潤滑理論、油膜厚さ公式)
9.湿式クラッチ
10.オイルシール

教科書・参考書等

参考書等
参考書:山本雄二、兼田 宏著、「トライボロジー」、理工学社
    日本トライボロジー学会編「トライボロジーハンドブック」、養賢堂
    堀幸夫「流体潤滑」、養賢堂

関連科目・履修の条件等

学部において「基礎トライボシステム」または相当する講義を履修していることが望ましい。

成績評価

レポートによる。

担当教員の一言

トライボロジーは機械の効率,信頼性と寿命に関わり,基盤技術の一つである

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