科学技術社会論Ⅰでは,エネルギー関連分野に関係の深い主題を中心に,科学技術社会論の基礎を学ぶことを目的とする。特に科学技術をめぐる公共空間の問題を中核として授業を行う。公共空間とは何か,なぜ公共空間を考えるのが重要なのか,さらに公共空間と科学技術の専門をつなぐ科学技術コミュニケーションがいかなるものかを講義する。その具体例である環境やエネルギーの公共的意思決定についても講述する。
科学技術社会論Ⅱでは,科学技術社会論の基礎についてさらに学習を進める。さらにデザイン論,技術者倫理,科学技術政策などを媒介にして,科学技術社会論を工学概論へと発展させ,これをどのように公共空間論と接続するかを講義する。
講義室 W541(西5号館4階242号室) 7,8限(15:00~16:30)
*非常勤講師のスケジュールにより7,8,9,10限の連続もあるので注意すること。
10月5日(第1回) ガイダンス:授業概要、小レポートおよび学期末レポート説明
前期との接続:科学技術と公共空間(中島秀人,山野直樹,詫間直樹)
10月12日 休み(体育の日)
10月15日(木) (2) 医療とインフォームドコンセント(福地直樹・弁護士)
10月19日(3, 4)* 技術者倫理とユニバーサルデザイン(瀬口昌久・名古屋工業大学)
10月26日 休み(工大祭)
11月2日 (瀬口テープ)
11月9日(5) エネルギー政策(国吉浩・経済産業省)
11月16日(6) 省エネルギー建築の可能性と現実(詫間直樹、中島秀人)
11月24日(火)(7, 8)* 社会の中の科学技術と日本(特別講演・有本建男・科学技術振興機構・社会技術研究センター長)
11月30日(9, 10)* 自然に学ぶ粋なテクノロジー(石田秀輝・東北大学)
12月7日 (石田テープ)
12月14日 授業なし
12月21日((11, 12)* LCAと社会のための科学技術(柴田清・千葉工業大学)
1月14日(木) (柴田テープ)
1月18日(13) エネルギーと技術の未来・授業のまとめ(中島秀人)
1月25日 予備日
なし。配布資料(レジュメ等)による。
科学技術社会論Ⅰを履修することが望ましいが必須ではない。
出席回数及び毎回の小レポートおよび学期末レポートによる。
グローバルCOEプログラム「エネルギー学理の多元的学術融合」によるエネルギー学理融合教育プログラムです。
エネルギー科学技術と社会との関係を俯瞰的な観点より教授します。
【注意点】
非常勤講師の授業では、時間を延長したり、通常と異なる教室で講義を行うことがある。代わりに、一部の月曜日には授業を実施しない。なお、延長時間帯の講義に出席できない学生については、ビデオテープ授業で対応するので、授業中の説明に注意すること。