メカニカルデザイン基礎   Fundamentals of Mechanical Design

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担当教員
岩附 信行 
使用教室
月7-8(I3-310)  水3-4(I3-310)  
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
40134
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期

講義概要

機械が所要の運動を実現するために,機構および機械要素の設計手順およびそのための基本的手法について講述する。リンク機構,カム機構などの運動機構の運動および力学解析,モータ,減速機,軸受などの駆動系まわりの機械要素の設計に関する手法について,演習を通して具体的に学ぶ。

講義の目的

仕様として与えられた運動を実現するための機械運動系の設計の手順およびそのための基本的な手法について講述する。
リンク機構、カム機構などの運動機構の運動および力学解析、モータ、減速機、軸受などの
駆動系まわりの機械要素の設計に関する手法について、演習を通して具体的に学ぶ。

講義計画

1.機械運動系の構成と設計
 1.1 機械運動系の構成
 1.2 機械運動系の設計の流れ
 1.3 機械と機構
2.機構の構造の総合
 2.1 機構の自由度
 2.2 数の解析と総合
 2.3 構造の総合
3.平面機構の運動解析と総合
 3.1 平面リンク機構
 3.1.1 関数創成機構および径路創成機構
 3.1.2 ロボット機構
 3.2 平面カム機構
4.平面機構の力学解析
 4.1 図式解法
 4.2 数式解法
5.駆動系の設計
 5.1 モータの選定
 5.2 減速機の選定
 5.3 軸受等の機械要素の設計
6.ロボットアームの機構および駆動系の設計演習

教科書・参考書等

武田担当分:JSME テキストシリーズ「機構学」(日本機械学会)
福島担当分:配布テキスト
を使用する.また,適宜,参考資料を配布する.

関連科目・履修の条件等

すでに機械運動学、機構学、機械設計、機械要素設計などの設計関連科目を履修している学生は履修する必要は無い.

成績評価

試験,演習レポートを総合的に評価する.

担当教員の一言

ロボットに代表される機械運動系の設計を可能とするために、設計全体の流れを把握すると共に、基本的な設計手法が実際に使えるようになって欲しい.

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