宇宙開発応用特論A   Applied Space Development Engineering A

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担当教員
市川 信一郎 
使用教室
 
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
40075
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

宇宙開発に関わる現場側の重要課題(宇宙通信技術,衛星開発技術,宇宙環境適応技術など)を精選して基礎から応用まで集中的に講義を行う。

講義の目的

宇宙開発に関わる現場側の重要課題(衛星設計解析技術、航法誘導制御技術、宇宙通信技術、宇宙環境適応技術など)を精選して基礎から応用まで集中的に講義を行う。

講義計画

開講年度ごとに内容は異なり、2006 年度は「空間安定化装置の理論と設計」をテーマとします。
放送車にカメラを載せてマラソン中継をしようとする場合、
カメラを直接車体に取り付けただけでは車の走行による動揺でカメラも動いてしまい安定な画像は得られません。
また船舶に衛星用受信アンテナを載せて衛星通信や画像受信を行おうとする場合、
アンテナをそのまま船体に取り付けただけでは波の動揺でアンテナも揺れてしまいやはり正常な受信は不可能です。
このような場合カメラ、アンテナを特別な機構を介して車体、船体に取り付け、
この機構に車や船の動揺を吸収させる働きをもたせれば正常な画像、通信情報を得ることができます。
この動揺を吸収する機能をもった機構、および、
その機能を実現させるためのエレクトニクスなどを含めた装置全体を空間安定化装置と呼びます。
本講義ではこのような空間安定化装置の基本動作原理、設計方法、MATLAB によるシミュレーション法などについて、
製品写真、ビデオ映像などを交えながら紹介します。

講師:近藤昭雄 多摩川精機(株)・主席技師 (元三菱電機、元関東航空計器)
場所:東京工業大学 石川台1 号館2 階 I121
時間:水曜日午後 13:20-14:50, 15:00-16:30(下記4 回共通)
連絡教員:松永三郎(機械宇宙システム専攻)
講義題目:「空間安定化装置の理論と設計」
第1回11/15 空間安定化装置の利用例と数学的基礎(座標系、姿勢角、加速度計)
第2回11/22 空間安定化制御の基本動作原理と空間角速度制御方式
第3回11/29 空間角度制御方式とレベリングフィルター
第4回12/ 6 制御系の設計、安定化精度、MATLAB によるシミュレーション

関連科目・履修の条件等

宇宙工学に関する基礎的知識があること、もの作りの上で最も重要な泥臭さに興味のあることが望ましい。

成績評価

レポート

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