化学プロセスは,各種の機能の異なる単位プロセスが結合して構成される複雑な階層的システムである。本講義ではこのような化学プロセスの機能性,経済性,信頼性,安全性などの目的を満足するシステムを計画し,設計し,更に運転管理するために必要となるシステム工学の解析方法について,特にネットワークモデリングと非線形複雑システム解析に注目しつつ講述する。
化学プロセスは、各種の機能の異なる単位プロセスが結合して構成される複雑な階層的システムである。
本講義ではこのような化学プロセスの機能性、経済性、信頼性、安全性などの目的を満足するシステムを
計画し、設計し、建設し、更に運転管理するために必要となるシステム工学の解析方法について、
特に非線形複雑システムの解析に注目しつつ講述する。
1. システムとプロセスシステム
2. プロセスシステムの解析と合成
3. モデリングシミュレーションの概念
4. システムの構造モデルと解析
5. システムの評価と最適化
6. マルチスケールモデリング・シミュレーション
7. 論理的ネットワークモデリングとその化学工学的応用
8. マルチエージェントモデリングとその化学工学的応用
9. ニューラルネットワークとその化学工学的応用
10. ファジイ推論システムとその化学工学的応用
11. 遺伝的アルゴリズムとその化学工学的応用
12. 工学設計の公理
13. 本質安全設計の考え方
14. プロセス強化の指針
黒田千秋編集:システム解析(朝倉書店)
学部授業科目のプロセス工学第一、プロセス工学第二の履修が望ましい。
演習,レポート,試験
システムを設計するための解析方法であることを意識してもらいたい。