化工物性解析   Physico-chemical Property Analysis in Chemical Engineering

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担当教員
谷口 泉 
使用教室
月1-2(S322)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
35003
シラバス更新日
2008年10月1日
講義資料更新日
2008年10月1日
学期
後期

講義概要

輸送現象や物理化学的変化を伴う各種現象の解析に必要となる物性の中から代表的なものを取り上げ,その考え方,推算法などの基礎と応用を講義する。さらに気液平衡,液々平衡についても講義する。講義は演習を併用して行う。

講義の目的

化学プロセスにおける現象をはじめとし,物理化学的変化を伴う各種現象の解析に必要となる物性の中から
均一系のバルクの物性と不均一系の界面物性について代表的なものを取り上げ、
その推算法およびその考え方について講義を行う。
この際、物性発現の基礎となる各種分子間力について解説するとともに、
マクロな物性が分子、原子オーダーの相互作用によって決定されることを講義する。

講義計画

(01)分子間力(静電力,分散力,化学結合力)
(02)混合の熱力学(過剰Gibbs エネルギーと相分離)
(03)2成分系通常拡散
(04)2成分拡散係数の推算法
(05)多成分系の拡散と多成分系拡散係数の推算法
(06)純物質および多成分系の粘度の推算
(07)純物質および多成分系の熱伝導度の推算
(08)気相中における微粒子の拡散・凝集現象
(09)吸着の熱力学と分子間力
(10)界面活性剤と分散系,可溶化現象
(11)界面の特異性と濡れ
(12)境界潤滑

教科書・参考書等

・浅野康一:「物質移動論」共立出版
・E.L.Cussler:Diffusion, Cambridge University Press
・P.C.Reist:Aerosol Science and Technology, McGraw-Hill
・R.B.Bird, W.E.Stewart & E.N.Lightfoot:Transport Phenomena
・A. W. Adamson:Physical Chemistry of Surfacts, John Wiley & Sons

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

期末試験と授業中の演習の成績から総合的に評価する。

担当教員の一言

特になし

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