本講義では、医薬/農薬/有機材料の工業的製造法開発のための有機化学である「有機プロセス化学」について、担当教員が達成した工業化実例を交えて講義する。前半では「プロセス化学の基礎」(撹拌,濃縮,単離精製,試薬・触媒の選択,危険性評価等の方法など)をわかりやすく解説し、後半では担当教員の経験を含めて医農薬の開発過程を実例をあげて紹介する。
「有機プロセス化学」では、原薬を,大量,安全,高品質,経済的,環境低負荷に供給できる工業的製造法の検討を行う。プロセス化学の基礎をわかりやすく解説すると共に医農薬の開発過程を実例をあげて紹介し、有機プロセス化学に対する理解を深める。
前半では「プロセス化学の基礎」(撹拌,濃縮,単離精製,試薬・触媒の選択,危険性評価等の方法など)をわかりやすく解説する。後半では、担当教員が達成した工業化実例を含めて、医農薬の開発過程を実例をあげて紹介する。
参考書:医薬品のプロセス化学(第2版、化学同人)。プリントも配布する予定。
学部で有機化学を一通り履修済みであること。
成績評価は期末試験にて行うが、出席数/遅刻数も考慮する。
有機合成化学を日々研究してきた皆さんに、職業の一つとして「有機プロセス化学」に興味をもってもらえれば幸いです。