軌道相互作用を基礎として有機合成反応の選択性を理解する。天然有機化合物の骨格合成や生合成を通じて,有機合成の基礎と戦略等について理解を深める。
13-17族典型元素の特性の理解と有機分子構築法および機能性有機分子への応用について述べる。主に、窒素・酸素および硫黄を含む代表的な複素環化合物の化学について概説する。これに加えて、高周期典型元素を含む環状有機化合物の化学についても紹介する。
複素環化学の概観、自然界の複素環化合物と命名法、複素環化合物合成の基本、複素環化合物の性質、医薬における複素環化学、特徴ある複素環化合物の合成、複素環化合物の立体化学、複素環化合物の農薬等への応用
L. D. Quin, J. A. Tyrrel, "Fundamentals of Heterocyclic Chemistry" に沿って授業を進める
基本的な有機化学の知識を前提とする。
出席(課題)、期末試験を中心にして総合的に評価する。