- 担当教員
- 鈴木 寛治
- 使用教室
- 月1-2(S323)
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 34005
- シラバス更新日
- 2009年7月30日
- 講義資料更新日
- 2009年7月30日
- 学期
- 前期
講義概要
合成化学の基礎となる有機遷移金属錯体の化学について述べる。有機金属化学の基礎理論，有機遷移金属錯体の合成法，反応性および有機合成化学への応用について論ずるとともに演習を通して理解を深める。
講義の目的
合成化学の基礎となる有機遷移金属錯体の化学について述べる。有機金属化学の基礎理論、
有機遷移金属錯体の合成法、反応性および有機合成化学への応用について論ずるとともに演習を通して理解を深める。
講義計画
1. 配位子場、配位様式、18 電子則、EAN 則
2. アルキル錯体
3. ヒドリド錯体
4. s 錯体（分子水素錯体、アルカン錯体、アゴスティック相互作用）
5. s 供与－p 逆供与相互作用（１） ? カルボニル配位子とホスフィン配位子
6. s 供与－p 逆供与相互作用（２） カルベン錯体、カルビン錯体、オレフィンメタセシス
7.?? s 供与－p 逆供与相互作用（３） オレフィン錯体、ジエン錯体、アセチレン錯体
8. 遷移金属錯体の素反応（１） 酸化的付加と還元的脱離
9. 遷移金属錯体の素反応（２） 挿入反応と配位子に対する求核攻撃
10. Ｃ－Ｈ結合の活性化
11. Ｃ－Ｃ結合の活性化
12. 錯体触媒反応（１）
13. 錯体触媒反応（２）
教科書・参考書等
参考書等
参考書
Crabtree, R. H.; The Organometallic Chemistry of the Transition Metals: John Wiley & Sons:
New York, 1994.
「大学院講義有機化学I（分子構造と反応・有機金属化学）」野依ら編（東京化学同人）
関連科目・履修の条件等
配位化学の基礎を学んでいることが望ましい。
成績評価
演習と期末試験による。
