有機反応において重要な炭素活性種であるカルボアニオン,カルボカチオンについてその構造,調製法,反応性を論ずる。またそれらの反応を有機合成にいかに活用するかについて,天然物の全合成を例示し,逆合成の立案法を含めて講述する。
有機反応において重要な炭素活性種であるカルボアニオン,カルボカチオンについてその構造,調製法,反応性を論ずる。またそれらの反応を有機合成にいかに活用するかについて,天然物の全合成を例示し,逆合成の立案法を含めて講述する。
I. カルボアニオン反応概説
1.イントロ
2.RM種( RLi, RMgX, etc.)の調製法と有機合成への利用
3.RM種( RLi, RMgX, etc.)の構造
4.RM種( RLi, RMgX, etc.)の反応性、安定性(熱的、立体化学的)
5.カルボアニオン反応による炭素−炭素結合形成とその立体化学
i カルボニルへの1,2-付加
a) 相対立体化学
b) アニオン炭素上の立体化学
ii その他のカルボアニオン反応(項目2.との重複あり)
II. カルボカチオン反応概説
1.イントロ
2.カルボカチオンの調製法
3.カルボカチオンの構造
4.カルボカチオンの反応性
III. 天然物合成の実際
特になし.
基礎的な有機化学を習得していることが望ましい.
期末テスト
【オフィスアワー】
特に設定していない.