乳化重合特論   Advanced Course in Emulsion Polymerization

文字サイズ 

担当教員
斎藤 礼子 
使用教室
木3-4(H118)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
25046
シラバス更新日
2015年10月5日
講義資料更新日
2015年10月5日
アクセス指標
学期
後期

講義概要

乳化重合は工業的観点のみならず、特殊構造高分子の合成、微小な反応場の設計の観点からも重要な合成
方法である。本講義では、Smith-Ewart理論、乳化重合における共重合、セミバッチ重合など、乳化重合の理論
を基礎から最近の研究成果も含めて解説する。

講義の目的

高分子の大量合成法、及び、特殊構造高分子の合成法として重要な乳化重合では、化学反応のみならず、熱力学的観点からの反応場設計も必要とされる。本講義では、乳化重合の基礎理論から最先端の研究までを、化学反応および、反応場設計の基礎となる熱力学的観点から理解することを目的とする。

講義計画

第一回 はじめに エマルションと界面活性剤
第二回 Smith-Ewart 理論1
第三回 Smith-Ewart 理論2
第四回 セミバッチ重合
第五回 乳化重合における共重合
第六回 乳化重合におけるリビング重合
第七回 複合体合成

教科書・参考書等

講義資料を適宜OCW-iにアップロードするので、受講者は各自ダウンロードすること。
参考書:Emusion Polymerization and Emlsion Polymers, Eds. P. Lovel and M. S. El-Aasser, Wiley.

関連科目・履修の条件等

均一溶液での高分子重合に関する十分な知識(反応および重合速度論を含む)を有すること。
熱力学について、十分な知識を有すること。

成績評価

出席、課題、および期末試験により総合的に評価する。

担当教員の一言

高分子の合成には、化学反応式の理解のみでは、不十分である。化学反応式に加え、
乳化重合などの反応場の考え方を学び、より高度な高分子合成の理解を深めることを希望する。

このページのトップへ