前半(松本担当分)は,主に高分子材料に焦点をあてる.機能設計の視点から,凝集系,相分離,結晶・非晶,ネットワーク(ゴム・ゲル),ナノ材料・ナノファイバーなど高分子材料が持つ多様な構造群の形成および物性発現メカニズムに関する理解を目的する.
有機材料には低分子から高分子に至る幅広い物質群・相・形態が存在する.本講義では,物質物理化学の視点から,イオン液体,多成分系材料やナノ材料など,有機材料のナノ~マイクロスケールでの構造制御と材料物性との関連について,基礎から最近の研究成果も含めて講述する.
(松本担当分)
1. ガイダンス
2. 序論~ソフトマテリアルとは?
3. 高分子凝集系の構造
4. 高分子の結晶と非晶
5. 高分子ネットワーク構造
6. 高分子ナノ材料
7. 高分子ナノファイバー
(松本担当分, 前半)松下裕秀編「高分子の構造と物性」(講談社)2013年 およびWEB公開資料
なし
(松本担当分)講義への出席およびレポートにより評価を行う.