精密高分子合成反応特論   Advanced Polymer Synthesis and Reactions

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担当教員
大塚 英幸 
使用教室
木3-4(H116)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
25047
シラバス更新日
2014年4月5日
講義資料更新日
2014年7月16日
学期
前期

講義概要

モノマーからポリマーをつくる高分子合成は、リビング重合などに代表される精密重合技術の向上により、飛躍的な発展を遂げてきた。一方、高分子を出発原料とする高分子反応は古くから高分子材料開発に広く用いられてきたが、近年、高分子反応の精度向上と多様性により、再び注目を集めている。本講義では、精密高分子合成(特に逐次重合系高分子の精密合成)および精密高分子反応に関して基礎から最新のトピックスを紹介する。

講義の目的

本講義では、精密高分子合成(特に逐次重合系高分子の精密合成)および精密高分子反応に関して、関連する基礎知識の習得と最新トピックスの背景にある動作原理の理解を目的とする。

講義計画

・高分子合成と高分子反応の歴史・基礎(1-2コマ)
・逐次重合系高分子の精密合成(1-2コマ)
(高活性反応触媒開発、配列制御、分子量・分子量分布制御、機能性高分子合成など)
・精密高分子反応(1-2コマ)
(保護/脱保護、末端修飾、クリック反応、特殊構造高分子、分解と解重合など)
・架橋高分子の精密合成(1-2コマ)
(物理架橋と化学架橋、架橋/脱架橋、結合組み換え、架橋密度評価、ゲルとエラストマーなど)
・高密度ポリマーブラシ合成と評価(1-2コマ)
 (表面開始重合、平滑表面系とナノ構造体系、構造評価、機能評価など)

教科書・参考書等

必要に応じて、参考書および参考資料を指定・配布する。

関連科目・履修の条件等

学部時に有機化学および高分子化学に関する基礎講義の単位を取得していること。

成績評価

出席状況、小テスト、レポート、期末試験等により総合的に評価する。

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