I 薬物送達材料をはじめとした表面設計・デバイス利用などを生体と材料表面で生じる現象・理論に関して実例をあげて解説する.
II バイオセラミックスの機能発現を無機有機界面の視点からとらえ,骨・軟骨・神経・角膜組織などの先端的な組織再生技術に関して紹介する.
(1)薬物送達材料:方法論・実例
(2)薬物送達材料:材料特性
(3)ナノ結晶を利用したナノバイオニクス
(4)生体分子検出方法:材料表面設計
(5)無機結合ペプチド:特異結合
(6)マイクロフルイディクス:層流の科学
(7)傾斜機能材料の界面:化学結合制御
(8)コラーゲンの材料科学
(9)セラミックスの機能発現と界面
(10)バイオセラミックスの基礎(I):骨・軟骨
(11)バイオセラミックスの基礎(II):神経・角膜
(12)バイオセラミックスの基礎(III):無機有機界面
(13)バイオセラミックスの基礎(IV):無機有機界面
(14)境界領域研究:計測技術
参考書「バイオセラミックス」:田中順三他
生体材料学を履修していることが望ましい.
出席点,講義中に行う小テストおよび期末試験で評価する.
本講義では医工連携の考え方を学び,現在・未来の医療の在り方を材料科学的な立場からセラミックスを中心に紹介する予定.
オフィスアワーは特に設けないが,質問などは随時オフィスでも受け付ける.ただし,かならずe-mailまたは電話で事前にアポイントメントを取ること.