セラミックスプロセッシング特論   Advanced Course of Ceramic Processing

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担当教員
田中 順三  篠﨑 和夫 
使用教室
木3-4(S7-201)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
24021
シラバス更新日
2009年7月11日
講義資料更新日
2009年7月18日
アクセス指標
学期
前期

講義概要

セラミックス生体材料,薄膜あるいは,バルクセラミックスの形成や合成法の基礎的知識とそれによって発現する性質の測定について基本的な考え方を示し,最近の研究成果について述べる

講義の目的

セラミックスの多様な性質の多くは、粒界・界面といった微構造に由来しており、セラミックスの微構造を制御するセラミックスプロセッシングはますます重要になっている。本講義ではバイオセラミックスとセラミックス薄膜の各研究分野について、その合成、キャラクタリゼーション、および特性について,基礎的知識と最近の成果について述べる.また、バイオセラミックスと薄膜セラミックスを関連づける、境界領域での取組についても研究の最前線を紹介する。

講義計画

01. 序論・薄膜成長技術概論
02. セラミックス薄膜成長の基礎 (I)
03. セラミックス薄膜成長の基礎 (II)
04. セラミックス薄膜成長の基礎(III)
05. PVD法によるセラミックス薄膜作成
06. CVD法によるセラミックス薄膜作成
07. キャラクタリゼーション技術 (I):回折法による測定
08. キャラクタリゼーション技術 (II):電気特性測定法
09. セラミックスの機能発現と界面
10. バイオセラミックスの基礎 (I):骨・軟骨再生
11. バイオセラミックスの基礎 (II):神経・角膜再生
12. バイオセラミックスの基礎(III):無機有機界面科学
13. バイオと薄膜の境界領域研究(I):先端計測・境界材料
14. バイオと薄膜の境界領域研究(II):先端計測・境界材料

教科書・参考書等

教科書は特に指定しない。

参考書は授業中に紹介する。

関連科目・履修の条件等

物理化学と固体物性の基礎を学んでいること。

成績評価

期末試験の成績を中心に評価する,出席点,レポート点等も参考にする。

担当教員の一言

最近の電子セラミックスでは界面現象の理解が重要となっている.セラミックスの利用形態にはバルク型と薄膜型とがあるが,薄膜では容積が非常に小さく,セラミックス部のほとんどが電極などとの界面を形成している.本講義では今後ますます重要となるセラミックス薄膜の科学と工学について学ぶ。(篠崎)

その他

オフィスアワー:講義終了時に相談,またはメールで予約のこと。

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