金属をはじめとする材料の環境中での劣化現象とその防止策について、
おもに電気化学的方法がどのように適用されるかについて述べている。
1.金属・酸化物の溶解現象
2.腐食の基礎理論とその測定方法
3.不働態皮膜,酸化物の安定性と溶液との反応
4.ステンレス鋼の耐食性と応力腐食割れ
Based on electrochemistry and surface chemistry, the class offers analytical methods to be applied for degradatio
金属をはじめとする材料の環境劣化の中での劣化現象,劣化機構,評価方法及びその防止策について,主に電気化学的手法がどのように適用されているかについて述べる.
1. 電気化学(平衡論)の基礎(電極電位,標準電極電位,電位-pH図,水溶液中での金属の安定性)
2. 電極反応速度論の基礎Butler-Volmerの式,Tafelの関係,通電圧,物質移動と限界電流
3. 腐食の平衡論と速度論混成電位説,腐食電位と腐食電流,分極曲線
4. 腐食の形態と分類
5. 金属,合金のアノード溶解反応機構
6. 腐食速度の電気化学的測定法
7. 耐食性の評価法と腐食試験法
8. 金属・合金の不動態と不動態皮膜
9. 不動態皮膜の性質,構造及びその成長機構
10. ステンレス鋼の歴史
11. ステンレス鋼の腐食-孔食と隙間腐食-
12. ステンレス鋼の腐食-応力腐食割れ-
1.Bockris&Reddy;Modern Electrochemistry, Plenum
2.Bard&Faulkner;Electrochemical Methods, Fundamentals and Application, Welley
3.小沢 昭弥 監修;現代の電気化学,新星社
とくになし
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