ナノ科学特論   Advanced Nano Science

文字サイズ 

担当教員
腰原 伸也  西方 篤 
使用教室
清華大  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
19035
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期

講義概要

東工大-清華大学合同プログラムによる開講科目
ナノテクノロジーで取り扱う物質の基礎と応用について,概説する

講義の目的

(市村 禎二郎)
光が関わる物理化学の研究例として、環境中の物質の化学変化をオゾンを例として講義する。また、地球温暖化についても、ナノサイエンスすなわち分子レベルで考える。さらに、分子の励起状態からの光化学反応について述べる。応用面の観点から、微小空間のマイクロリアクター領域における光反応について言及する。

(矢野 哲司)
ガラス材料の特徴と物理化学的性質について概観するとともに、その起源について分子レベルの構造に立脚して講義する。また、非晶質材料であるが故に導きだされる特徴的な物性や機能についていくつかの例を紹介し、それらを作り出すための製法についても言及する。

講義計画

(市村 禎二郎)
1. 物質の化学とオゾン層破壊
2. 地球温暖化
3. 光化学反応
4. マイクロリアクター中における光反応

(矢野 哲司)
1.ガラス材料とは何か.
2.ガラス材料の構造の特徴と解析技術
3.ガラス材料の性質
4.ガラス材料の優れた機能

教科書・参考書等

(市村 禎二郎)
T. Ichimura, Y. Matsushita, K. Sakeda, T. Suzuki, “Photoreactions”, in Microchemical Engineering in Practice, ed. By T. R. Dietrich, Blackwell Publishing, 2009.

(矢野 哲司)
例えば、M. Yamane , Y. Asahara, “Glasses for Photonics”, Cambridge University Press, 2000.など

成績評価

いずれの担当教員もレポートによる。

担当教員の一言

東工大-清華大学合同プログラム・ナノテクコースで学ぶために必要である。
東工大-清華大学合同プログラム・ナノテクコースによる開講科目で、 講義は,北京において主に日本語で行なう。

このページのトップへ