分子の角運動量と電磁波の相互作用について量子論に基づいて解説する。
「光と物質Ⅰ」7回に引き続き,同じ時間帯・教室で開講される7回の講義として開講する。
1. 2原子分子の電子・振動・回転状態
2. 多原子分子の回転状態
3. スピンを含む分子の微細構造・超微細構造
4. 分子と電磁波との相互作用
随時、資料を配付、参考書としては
Spectra of Atoms and Molecules; Bernath (Oxford).
Molecular Quantum Mechanics; Atkins and Friedman (Oxford).
量子力学の基本事項の理解があれば、光と物質Ⅰの履修は前提としない。
授業中の小レポートと最終レポート
少数多体系が有する自由度を角運動量の視点から統一的に理解するためには、実験観測結果が分光スペクトルとして比較的容易に得られる分子の系は最適です。