非常勤講師によって量子ナノ物理学分野における最先端の研究成果を講ずる。
「超高速レーザー分光とナノ構造物質の光制御」
ワイドギャップ半導体のナノ構造、特に薄膜や微粒子が示す特異な超高速光学応答を紹介する。また、ナノ粒子の新奇作製法、及び光による運動の制御についても触れる。さらに、低エネルギー励起を観測でき、伝導現象なども扱える、テラヘルツ領域における新規分光法の広帯域化とその応用に関しても述べる。
1.半導体超薄膜の超高速輻射緩和
2.半導体量子ドットの超蛍光
3.ナノ粒子のレーザーアブレーションによる作製とその光マニピュレーション
4.超広帯域テラヘルツ波時間領域分光と物性測定への応用
特になし
参考書等
特になし
光と物質Ⅱの履修が望ましい
出席とレポート提出
輻射寿命はどこまで速くなり得るか、光電場の直接測定はどの程度の振動数まで可能か、などといった素朴な疑問を出発点として、分かりやすい解説を試みる