基礎物理学特別講義第十   Special Lectures in Fundamental Physics X

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担当教員
長野 邦浩 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
16560
シラバス更新日
2012年12月13日
講義資料更新日
2012年9月21日
学期
後期

講義概要

量子色力学(QCD)の初歩を先ず概観する。次に、陽子が、パートン(グルーオンやクォークの総称)からどのように構成されているかを示すパートン分布関数(PDF) がどのように測定されたかを解説する。特に、電子•陽子衝突型加速器HERAにおいての測定について述べる。その後、陽子•陽子衝突におけるQCDの様々なトピック、摂動論に基づく理論計算や事象のシミュレーション、たとえばパートンシャワーや再足し上げや、ジェット再構成手法などについて述べる。最後に、現在の最高エネルギーハドロン衝突型加速器 Large Hadron Collider (LHC)における最近の解析結果について紹介する。

講義の目的

高エネルギー物理実験、特に Large Hadron Collider (LHC)のようなハドロン•ハドロン衝突型加速器実験において必要とされるQCDの基本的描像を得られるようにするのを目的とする。

講義計画

1.量子色力学の基礎I  
2.量子色力学の基礎II
3.陽子の構造
4.パートン分布関数
5.ジェット再構成
6.パートンシャワーと再足し上げ
7.LHCにおけるQCD測定

教科書・参考書等

 

関連科目・履修の条件等

 

成績評価

 

担当教員の一言

 

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