グローバルCOE 量子物理学・ナノサイエンス各論第四   GLOBAL COE Selected Topics in Quantum Physics and Nanoscience IV

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担当教員
今村 洋介  陣内 修 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
16066
シラバス更新日
2012年6月4日
講義資料更新日
2012年5月13日
学期
前期

講義概要

量子物理学・ナノサイエンス分野におけるトピックス的な諸問題について解説する。

講義の目的

ヒッグス粒子は素粒子論において、実験の面でも理論的な面でも重要な役割を果たしている。講義の第Ⅰ部では、弦理論の簡単な紹介のあと、弦理論の枠内でヒッグス機構がどのように理解されるかを述べる。第Ⅱ部では、探索実験の歴史的背景を概観したあと、現在どのようなデバイス・手法を用いて進められているか、最新の実験結果、また測定の将来計画を交えて紹介する。

講義計画

【第Ⅰ部:今村】
1. 弦理論とは
2. 弦理論とゲージ理論
3. ヒッグス機構とブレーン
【第Ⅱ部:陣内】
1. 探索の歴史、加速器実験の基礎
2. 検出器の基礎
3. ヒッグス粒子探索の最新情報と将来計画

教科書・参考書等

特になし。  

関連科目・履修の条件等

量子力学の基本的な知識を前提とする。  

成績評価

レポートによって判断する。 

担当教員の一言

最近何かと話題のヒッグスですが、データ収集に使用している検出器を理解しなくては
結果を理解できません。理論系の学生も楽しめるよう工夫します。是非参加して
みて下さい。(陣内)

ブレーンを使って図解すると、ヒッグス機構がより直感的に理解できるようになります。
弦理論についての予備知識は一切不要ですので、気軽に参加してください。(今村)

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