基礎物理学特別講義第三   Special Lectures in Fundamental Physics III

文字サイズ 

担当教員
鈴木 淳史 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:1  演習:0  実験:0
講義コード
16553
シラバス更新日
2011年10月14日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期

講義概要

古典および量子系における可積分構造について、特に転送行列間に成立する関数等式の観点から議論を行う。

講義の目的

古典および量子系における可積分構造について、 場の理論、統計力学などからなるべく具体的な例をあげ、「自分で計算できる」ようになる事をめざす。

講義計画

以下の項目について1、2時間ずつ解説する。
1.古典可積分系とラックス形式
2.oisson-Lax代数と古典的ヤンギアン
3.Yang-Baxter 関係式
4.頂点模型と Thirring 模型および非線形シグマ模型
5.フュージョンと関数等式
6.string仮設と関数等式
7.共形場理論における関数等式
8.ODE/IM 対応
9.最近の話題について

教科書・参考書等

"ソリトン理論とハミルトン形式"、ファデーエフ、 タフタジャン (シュプリンガー)、T-systems and Y-systems in integrable systems, Kuniba, Nakanishi and Suzuki, J.Phys.A44:103001,2011

関連科目・履修の条件等

量子力学、統計力学、場の量子論に関して、初歩的な知識をもっていることが望ましい。

成績評価

出席状況およびレポートにより総合的に評価する。

担当教員の一言

抽象論を語るよりも、手を動かして計算することにより、より理解が深まると思います。講義でもなるべく計算の詳細にふれるつもりです。

このページのトップへ