- 使用教室
- 火3-4(W242)
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 16009
- シラバス更新日
- 2011年4月1日
- 講義資料更新日
- 2011年3月23日
- 学期
- 前期
講義概要
観測的宇宙物理学、相対論的宇宙論を講ずる。
観測的宇宙物理学としては、(1)星の構造、(2)太陽風の基礎、(3)宇宙から到来する電磁波放射の素過程、(4)質量降着の基礎、(5)超新星残骸、相対論的宇宙論としては、(1)ビッグバン宇宙、(2)宇宙の熱史、(3)インフレーション理論について講ずる
講義の目的
山口：前半では、宇宙初期の歴史について、ビックバン理論・インフレーション理論に基づいて解説する。
堂谷：後半では、観測的宇宙物理学の基礎について、高エネルギー天体を中心に輻射輸送の基礎にも触れながら、解説する。
講義計画
1．宇宙原理と宇宙の計量
2．宇宙の熱史
3．ビックバン軽元素合成
4．宇宙背景放射
5．ビックバン理論の問題点とインフレーション理論
6．星（縮退星）の構造
7．太陽風の基礎
8．電磁波の発生、伝播、吸収の基礎
9．降着円盤の基本構造と性質
10．衝撃波と超新星残骸
教科書・参考書等
・M,ハーヴィット``Astrophysical Concepts (4thed.)" (Springer)
・岡村 定矩 他編、「シリーズ現代の天文学（全17巻）」、日本評論社 （特に第4、8巻）
・A.ウンゼルト「現代天文学」（小平桂一訳）岩波書店
・G.B. Rybicki & A.P. Lightman "Radiative Process in Astrophysics" (John Wiley & Sons, NY)
・バーバラ・ライデン著、牧野信義訳 「宇宙論入門」、ピアソンエデュケーション
・Edward Kolb & Michael Turner “The Early Universe” (Westview Press)
関連科目・履修の条件等
特に条件等はない
成績評価
成績評価 レポートまたは学期末試験により評価予定
担当教員の一言
特になし
