Liouville理論は2次元面上の重力理論として、弦理論の発展のなかでしばしば重要な役割を担ってきた。相互作用する場の理論であるにも拘らず、共形対称性によって種々の量が厳密に計算できるのが大きな特徴である。最近の弦理論や超対称ゲージ理論の発展にもLiouville理論の厳密公式や代数的構造を援用した話題が見られる。
この講義ではLiouville理論に関するいろいろな話題をその発展にそって解説して行く予定である。また最近の弦理論の話題への応用を目的とした、新しい定式化や代数的側面についても可能な限り取り上げるつもりである。
2次元共形場理論の基礎的事項のおさらい
Liouville理論のさまざまな物理量の厳密解
弦理論の最近の話題への応用
特になし
出席点
特になし