惑星系形成物理学   Physics of Planetary System Formation

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担当教員
中本 泰史 
使用教室
月5-6(石実1-103meetingroom)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
18045
シラバス更新日
2014年10月5日
講義資料更新日
2014年9月18日
学期
後期

講義概要

太陽系を含む星・惑星系の形成過程を対象とし,まず,基礎的な事象や過程を学ぶ。
次に,各学生が新たな研究に挑戦するために過去の研究の方法論を学び,それを参考にしつつ,
各自が研究課題を設定する課題に取り組む。

講義の目的

太陽系を含む一般的な星・惑星系の形成過程を考える。
特に,各段階で重要な過程の基礎を理解することに力点を置く。
また,学生が研究課題を考えるためのトレーニングも行う。

講義計画

第1部
・分子雲コアの重力収縮と星形成
・原始惑星系円盤の形成とその力学的・熱的構造
・原始惑星系円盤内の物質の進化
・微惑星形成
・惑星集積
・惑星形成(岩石惑星、ガス惑星、氷惑星)
・小天体の特徴と起源(小惑星、彗星、TNO)
・系外惑星系の観測
・系外惑星系の多様性とその起源

第2部
・研究課題を考えるためのトレーニングとして,当該分野の代表的な論文を読み,
問題意識の持ち方や課題設定の仕方,結果のまとめ方などを学ぶ。
・具体的な研究テーマ設定の課題に取り組む。授業中に発表を行い,互いに批評する。

教科書・参考書等

参考書:
「新・太陽系」井田茂・中本泰史著
「系外惑星」井田茂著
「Astrophysics of Planet Formation」 P. J. Armitage著

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

レポートおよび講義時間中の質疑内容をもとに評価する

担当教員の一言

個々の事実だけではなく,惑星系形成過程を科学的・物理的にとらえるものの見方を学んで下さい.

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