地球物理学データに基づいて、構築したいモデルのパラメータを推定する逆問題について、教科書を読み進めながら学習する。
内容は、逆問題の定式化、確率論、線型逆問題、非線形逆問題、連続逆問題、など。
講義前半を小川が担当し、後半を神田が担当する。
逆問題を解くことは、地球物理学的な観測値から、種々のモデルパラメータを解析するために不可欠である。本講義では、逆問題に関して、基礎的な事項を習得することを目的とする。
主として、Menke W. ""Geophysical Data Analysis: Discrete Inverse Theory""を用いて、ゼミナール形式で行う。
Menke W.著 "Geophysical Data Analysis: Discrete Inverse Theory"
Albert Tarantola著 “Inverse problem Theory ?methods for data fitting and model parameter estimation”, Elsevier, 613pp.
学生が主体的に参加する型の講義にする。討論中心の講義とする。
講義の出席回数と議論への参加の頻度を考慮して決める。
試験は行わない。