放射性同位体地球化学   Radiogenic Isotope Geochemistry

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担当教員
横山 哲也 
使用教室
火5-6(石実1-103)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
18046
シラバス更新日
2011年9月20日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期

講義概要

時間の経過に従ってその存在度を変化させる放射性起源の同位体は,様々な地質学的試料の年代測定のみならず,地球を含む惑星物質の起源や進化過程を知る上で欠かせないツールである。とりわけ近年の質量分析技術の飛躍的進歩により,放射性同位体の地球・宇宙化学的応用は非常に多彩なものとなっている。本講義ではいくつかのトレーサーをピックアップし,その原理と具体的応用について,最新の研究をカバーしながら概説する。

講義の目的

時間の経過に従ってその存在度を変化させる放射性起源の同位体は、様々な地質学的試料の年代測定のみならず、地球を含む惑星物質の起源や進化過程を知る上で欠かせないツールである。とりわけ近年の質量分析技術の飛躍的進歩により、放射性同位体の地球・宇宙化学的応用は非常に多彩なものとなっている。本講義ではいくつかのトレーサーをピックアップし、その原理と具体的応用について最新の研究をカバーしながら概説する。

講義計画

連続した2回の講義で1つのテーマを扱う。第1週は教官がテーマとなる研究分野の背景・原理を解説する。翌週、その分野における重要かつ最新の論文(教官が指定する)について、輪講形式で討論を行う。このような「解説-輪講」をテーマごとに繰り返す。扱うテーマは以下のものを予定している。
● Classical but essential tracers (Sr, Nd, Pb)
● K-Ar and Ar-Ar dating
● Rare gas geochemistry
● Uranium-series short-lived isotopes
● Re-Os and Pt-Os systematics
● Extinct nuclides
● Cosmogenic nuclides

教科書・参考書等

Alan P. Dickin 著 「Radiogenic Isotope Geology」 (Cambridge University Press)
兼岡 一郎 著 「年代測定概論」 (東京大学出版会)

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

出席、輪講での発表および討論への参加により総合的に評価する。

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