MM地惑無機化学   MM Education Program : Earth and Planetary Inorganic Chemistry

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担当教員
平田 岳史  平田 岳史 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
18041
シラバス更新日
2009年7月30日
講義資料更新日
2009年7月30日
学期
前期

講義概要

地球惑星科学の研究で必須となる無機地球化学の基礎を取り扱う。この講義では,元素の起源,太陽系元素存在度,隕石学,惑星内部構造進化と元素分配,溶液平衡論や,化学分離・機器分析法の原理と応用等を取りあつかう。一般的な講義形式だけではなく,演習形式も組み込み,講義内容のより確実な理解と応用力の育成を目指す。

講義の目的

太陽系や地球・惑星の物質進化過程を、構成要素の同位体分析を通じて調べる手法・原理を修得する。本講義では、元素の起源と同位体生成変化機構、同位体地球科学、さらにそれを調べる上で重要となる物理化学や分析法、特に質量分析計に関する基礎を講述する。

講義計画

1.元素合成過程
  太陽系元素組成、水素燃焼、CNOサイクル、ヘリウム燃焼、e-過程、s-過程、r-過程、p-過程
2.同位体地球化学
  同位体効果、同位体年代学
3.機器分析
  同位体分析技術、質量分析法

教科書・参考書等

1. マススペクトロメトリー、松田 久編、朝倉書店1988).
2. 微量元素分析の実際、原口ほか編、丸善株式会社1995).
3. .Inorganic Mass Spectrometry, J. S. Becker, Wiley (2007).

関連科目・履修の条件等

本講義は高度研究者育成コース(MM)履修者を中心として授業を行う。

成績評価

以下の2項目に基づき成績評価を行う(各50点)。
a) 講義計画の全3項目についてレポートを提出。3回のレポートを全て期限までに提出しない場合には不合格とする。
b) テキストにある問題演習(100題)の中からテストを行 い、7割以上の正 解を達成する。

担当教員の一言

他の高度研究者育成コース(MM)と合わせて受講することを強く望む。

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