惑星の形成過程と内部の化学進化及びグローバルな物質循環の仕組みを理解するために,マントル及び核の物質構成,地球内物質大循環と化学反応,高圧相転移について多成分,多相系の相平衡の視点から講義する。高温高圧発生の仕組み,実験岩石学の最新研究成果を解説する。
地球型惑星の形成過程と化学進化およびグローバルな物質循環の仕組みを理解するために、マントルと核の物質構成、物質循環、高圧相転移などに関して講義する。それぞれの項目に関して研究史を概観しかつ重要な原著論文を読む。マグマ学(西暦奇数年開講)と相補的な内容。
1.捕獲岩から見たマントル物質
2.貫入岩から見たマントル物質
3.未分化マントル
4.コア・マントル化学平衡
5.マントル物質の高圧平衡
6.マントルの同位体進化
7.地球内部物質循環
論文リストを配布する。「地球内部ダイナミクス」(岩波講座第11巻)
特になし
担当する論文(複数)に関してレジュメを用いて発表し、内容に関して討論する。論文発表および毎回の討論への参加を評価の対象とする。
初回に論文リストを配布し、日程に関して相談するので必ず出席する事。