- 使用教室
- 火3-4(S422)
- 単位数
- 講義：2 演習：0 実験：0
- 講義コード
- 13023
- シラバス更新日
- 2010年9月20日
- 講義資料更新日
- 2010年9月20日
- 学期
- 後期
講義概要
Ⅰ．物質の状態変化において重要な位置を占める各種の相転移，ガラス転移現象の一般的性質について解説する。熱および誘電的手法を中心として，結晶における分子やイオンの秩序化過程とともに，液体やガラスなどの無秩序系に関するトピックスを紹介する。
Ⅱ．無機固体物質の重要な機能であるイオン交換能，吸着特性，触媒作用について，ゼオライトを例に解説する。金属間化合物の特異な物理化学的性質を，金属単体と比較しながら解説する。
講義の目的
Ⅰ. 分子集合体としての物質の基本的な構造と性質、また構造変化を理解するとともに、熱および誘電測定を主に、その理解を進めるための手法を学ぶことを目的とする。
Ⅱ．無機固体であるゼオライトや金属間化合物の、特異な性質を理解することを目的とする。
講義計画
Ⅰ. 1. 物質の凝集状態と分子間力
2. 熱測定と誘電測定
3. 気液相転移と相溶現象
4. 結晶･混晶の相転移とガラス転移
5. 液体構造と構造緩和現象
6. 結晶化:結晶核生成と成長
7. 液体間相転移
Ⅱ. 1. ゼオライトの定義､構造および組成
2. ゼオライトのイオン交換能と分子ふるい作用
3. ゼオライトの触媒作用
4. 金属間化合物の構造
5. 金属間化合物バルクの特異な機能
6. 金属間化合物の触媒作用
7. 金属間化合物微粒子の調製と触媒作用
教科書・参考書等
必要に応じて資料を配付する。
成績評価
期末試験,レポートなど
