原子分子およびその集合体のミクロな世界の電子の運動について学ぶ。その基礎概念の角運動量、電子構造を、さらに電子物性等について講義する。
原子分子およびその集合体のミクロな世界の電子の運動について学ぶ。その基礎概念の角運動量、電子構造を、さらに電子物性等についての理解を深める。
1.量子力学と角運動量
1.1角運動量の復習
1.1.1演算子の交換
1.1.2電子の軌道角運動量演算子
1.1.3電子のスピン角運動量演算子
1.2角運動量演算子とは?
1.3角運動量演算子の交換関係式
1.4角運動量演算子の固有値
1.5角運動量演算子の足し算(Clebsch-Gordan係数)
1.5.1もしかして知ってるかもしれないClebsch-Gordan係数
1.5.2二つの角運動量の足し算(一般論)
1.6Clebsch-Gordan係数を表す記号について
2.分子の電子構造と光励起
2.1序論
2.2エネルギーと時間
2.3励起分子の構造とポテンシャル
2.4励起と緩和
2.5各論Ⅰ.二原子分子の電子状態
2.6各論Ⅱ.多原子分子の電子状態
3.分子集合体の電子構造と物性
3.1伝導性分子錯体の設計指針
3.2電荷移動錯体の電子論
3.3低次元電子系の電子構造と電子物性
3.4低次元電子系の電子的不安定性と電子相転移
3.5超伝導
3.6分子錯錯体の磁気物性
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期末試験、他
物理化学の最も基礎的な知識です。しっかり身につけてください。