位相幾何学特論第一   Algebraic Topology I

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担当教員
KALMAN TAMAS 
使用教室
金5-6(H115)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
11011
シラバス更新日
2014年3月25日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期

講義の目的

結び目と三次元多様体に対応するフレアーホモロジー群とその応用について解説する.

講義計画

結び目の定義から始めて, まず knot Floer homology の組み合わせ定義を説明する.
その後, Morse 理論の復習をしてから, Ozsvath-Szabo-Rasmussen のもとの定義と Juhasz による sutured Floer homology を紹介する.
Floer homology の様々な性質と結び目に対応する他のホモロジー群との関係を探る.
解析よりも組合せ論に重点を置く. 具体的な例を通じて初心者にもわかりやすい説明を予定している.

教科書・参考書等

講義の概略として, Manolescu 氏の論文を使おうと思っています.
http://arxiv.org/abs/1401.7107
Morse 理論については, Hutchings 氏の講義ノートが参考になるでしょう.
http://math.berkeley.edu/~hutching/teach/276-2010/mfp.ps

関連科目・履修の条件等

複素解析 (リーマンの写像定理まで) や代数的位相幾何学 (ホモロジー, ホモトピー等), 多様体論 (例えば, ベクトル場の軌道曲線) が役に立ちますが, 好奇心を持つことが一番大事でしょう.

成績評価

レポートによって評価します.

担当教員の一言

基礎的な定義から始めて,最先端までお見せするつもりです.私にとっては英語での講義の方が望ましいですが, 日本語でも可能です.

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