確率論特論第二   Probability Theory II

文字サイズ 

担当教員
福島 竜輝 
使用教室
集中講義等   
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
11073
シラバス更新日
2013年10月8日
講義資料更新日
2013年9月20日
学期
後期

講義概要

講義題目「大偏差原理入門」

講義の目的

大偏差原理と呼ばれる理論の一端を紹介する。これは一般的な(とくに無限次元の
場合を含む)空間におけるLaplace原理を、確率測度のある種の漸近挙動と関連づける
理論と考えられる。この講義ではMarkov過程の経験分布という古くから扱われてきた
対象を中心に、理論の基礎的な部分と典型的な応用を扱う予定である。

講義計画

1.Cramerの定理とCurie-Weiss模型
2.Markov過程の経験分布に関する大偏差原理
3.Wiener sausageの問題への応用とその背景
4.経験分布の結合分布の表示を用いたLaplace原理の一般化

教科書・参考書等

特に指定しない。

関連科目・履修の条件等

確率論の基礎、とくに弱収束やMarkov連鎖の定義を知っていることが望ましい。

成績評価

出席およびレポートで評価する。

このページのトップへ