スポーツ実習II 6類b   Sports Exercise II

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担当教員
舛本 直文  林 直亨  須田 和裕  石川 国広  小谷 泰則 
使用教室
金7-8  
単位数
講義:0  演習:0  実験:1
講義コード
3062
シラバス更新日
2015年9月19日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

本授業で扱う運動種目は「コンビネーション・テニス」です。
「6類」の学生を対象とします。 3062
以下が下位目標です.
1.自分に適したコンディショニング方法を身につけ、日々実践することができる:毎回、最初の10分間は自分自身でプログラムし、自分に適したストレッチングを行う。その日の自分の身体を実感的に理解するとともに身体の感覚を磨くことができる。さらに、自立したコンディショニング方法を身につけ、それを自分の日々の実践に生かすことができる。
2.身体感覚を生かしたスキル学習を楽しむことができる:ストローク、ボレー、サービスなどのテニスの基礎的な技術を教材として用いるが、そのような基礎スキルの習得を目指す中で、身体感覚センサーを活用し楽しみながら学習をすることができる(インパクト感覚やウェイトシフト感覚などの活用)。自分の身体をいろいろな形で実感的に認識するとともに、それをスキル習得に活かしていくことができる。
3.スポーツ文化としてのテニスを学ぶことができる:テニスを教材に、テニス技法、テニスの歴史や文化について理論と実践を関連づけながら統合的・総合的に学ぶことによって「身体の教養」を身につけることができる。配付テキストを熟読して理解し、テニスの歴史や文化性について理解する能力を身につけることができる。さらには、ゲーム法・審判法を習得し、ダブルスゲームを皆で楽しむ基礎的な知識を得ることができる。
4.コンビネーション重視のダブルスゲームを楽しむことができる:お互いに協力し、コンビネーション良く連携しながらダブルスゲームを楽しめる技術・戦術を身につけることができる。グループ練習では、自ら率先してリーダーになったり、他者と協力したりして総合練習ができるような自主性と協調性、およびコミュニケーション能力(テニス力)を身につけることができる。

講義の目的

健康スポーツ科目では,健康的な生活や運動・スポーツ等に関する理解を深め,「幅広い視野を持った人材の育成」を目的とします.スポーツ実習Ⅱは,運動習慣の「継続化」と生涯スポーツへの「契機」となることを目指して,心身の健康と体力の維持増進,健康生活の実践力やグループワークスキルなどの向上をねらいとします.

講義計画

第1週:「種目別ガイダンスと種目分け,種目別の連絡」

第2週:「コース・オリエンテーション:コース展開を確認する」
全体ストレッチ-身体の実感的理解の記述方法の確認,グリップ理解(テニス文化),ボール付き,ボレー・ボレー(V-V)(集中力と協力心),FGストローク導入、テニス・パフォーマンスにおけるセンサーの気づきの記述.

第3週:「全体ストレッチと記述、グリップ確認、ストロークの基礎を学ぶ」
グリップ確認、ボール付き・ラケット操作慣れ、V-V.

第4週:「個別ストレッチ作成と記述、ストロークの基礎を学ぶ」
個別ストレッチ実施-実感の記述,V-V、FGS、バックハンド・グラウンド・ストローク(BGS)

第5週:「個別ストレッチ修正と記述、ストロークの総合練習方法を学ぶ」
個別ストレッチ修正-実感の記述,V-V、FGSおよびBGSの総合練習(リードと協力・連携・応用)

第6週:「個別ストレッチ完成と記述、ゲームの楽しみ方の初歩を学ぶ」
個別ストレッチ完成-実感の記述(以下毎回実践と記述),V-V、FGSおよびBGS総合練習(リードと協力・連携・応用),ゲーム・サービス導入

第7週:「ストロークの総合練習とサービスの基礎、ゲームの楽しみ方の初歩を学ぶ」
V-V,FGSおよびBGSの総合練習(リードと協力・連携・応用),ダブルスゲーム導入(カウント法からテニスの歴史文化も学ぶ),サービスの基礎を身につける

第8週:「ストロークの総合練習とサービス&リターン、ゲームの楽しみ方の初歩を学ぶ」
V-V,FGSおよびBGSの総合練習(リードと協力・連携・応用),サービス&リターンの基礎練習,ダブルスゲームの導入

第9週~第15週:「グループによる自主練習とダブルスゲームの楽しみ方の基礎を学ぶ」
グループごとの自主練習,ダブルスゲーム(ルール,エチケット,戦術などテニス文化理解と応用力の展開,コンビネーションを重視しながらダブルスゲームを楽しむ)

最終週:総合リポートの提出(理解力と統合・総合力の確認)

教科書・参考書等

特にないが,基礎的スキルに関する資料を配付するので,熟読して理解を深めること.

関連科目・履修の条件等

・ 各自テニスシューズを必ず用意すること。ラケットとボールは大学で用意する。

・ 実感記録は毎回ミニ・リポートとして提出し翌週に返却する。ビニール系ファイルに保管しフィードバック情報として活用すること。このミニ・リポートは最後に総合リポートと一緒に提出するので紛失しないこと。

・ 最終週に学びの成果全体を図式化し、その全体を文章でまとめた総合リポートを提出する。この総合リポートを提出した者が成績評価の有資格者となる。

成績評価

毎回のミニ・リポートの記述内容,技能,理解,実践,および総合リポートの内容などから総合的に評価する.

担当教員の一言

先ずは,日頃実感できない自己の身体の感覚を大切に運動していただきたい.スイートスポット感覚や耳に心地よいボールを打つ音など,打感を楽しみながらスキル練習していただきたい.それをフィードバック情報として活用するとスキルアップにも効果が大であるはずである.

さらに,ダブルスゲームに向けては,ペアと互いにレベルアップできるように相談しながらスキル練習をし,ダブルスゲームでは綿密な作戦を立て,フォーメーションも考えて,面白いゲームを楽しめるような工夫を図っていただきたい.

テニスも面々と続き,ルールや道具もストローク法などスキルも工夫されて発展してきたスポーツ文化である.その文化としての歴史も幅広く学んでいただきたい.

毎回の実践はミニ・リポートとしてまとめるとともに,次の実践へのフィードバック情報として活用していただきたい.

連絡先(メール、電話番号)

メールアドレスは以下のとおりです。
naomasumotoアットtmu.ac.jp (アットには@を入れて下さい.)

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