図学・図形科学第二 4類   Descriptive Geometry Graphic Science II

文字サイズ 

担当教員
岩附 信行  伊能 教夫  天谷 賢治  中崎 清彦 
使用教室
月5-6(石3-3階PC演習室)  
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
1803
シラバス更新日
2015年9月16日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:2

講義概要

コンピュータグラフィクス(CG)の基礎として,平面および空間図形の数理的な取り扱いを学ぶことを目標とし,ベクトルや行列または多面体の集合による図形の表現,それらに基づく図形の変形や変換,交線などの図形間の関係の解析,および幾何光学との関連について講述し,実際にパーソナルコンピュータを操作して描画,解析,設計する演習を行う.さらに2年次以降に学習する,特に機械工学を対象とする計算機援用工学解析・設計(CAE,CAD)への応用についても解説する.

講義の目的

エンターティメントや効果的なプレゼンテーションにで用いられるCGや3D-CAD,CAEなど立体図形に基づく工学解析の基礎となる平面・空間図形の数理的な取り扱いを
理解する.

講義計画

平成25年
10月 7日(月)3次元立体の直観的投影とその代数表現(1)
       ・正投影,軸測投影
10月21日(月)3次元立体の直観的投影とその代数表現(2)
       ・透視投影
10月28日(月)ベクトル方程式(1)
       ・線の表現,平面の表現
11月 6日(水)ベクトル方程式(2)
       ・曲面の表現
11月11日(月)空間図形の交線と交面(1)
       ・媒介変数表示
11月18日(月)空間図形の交線と交面(2)
       ・連立方程式による解法
11月25日(月)多面体による曲面の表現(1)
       ・三角形メッシング,自動メッシング手法とその課題
12月 2日(月)多面体による曲面の表現(2)
       ・等高線図の作成,有限要素法による工学解析
12月 9日(月)補間関数による立体形状表現(1)
       ・ラグランジュ補間,スプライン補間
12月16日(月)補間関数による立体形状表現(3)
       ・ベジエ曲線,ベジエ曲面
平成26年
1月 6日(月)座標変換
       ・種々の座標系,回転による座標変換,異なる座標系間の座標変換
1月16日(木)3次元立体の変換
       ・スケール変換,せん断変換,非均一変換 
1月20日(月)図形と光と影(1)
       ・陰線・陰面の消去
1月27日(月)図形と光と影(2)
       ・反射・屈折の表現,陰影の付与
2月 3日(月)予備日

教科書・参考書等

テキスト「図形科学第二」を東工大生協にて頒布する.また講義中に参考書を指示することがある.

関連科目・履修の条件等

特になし

成績評価

出席等の平常点,演習における提出物,宿題により総合的に評価する.期末試験は実施しない.

担当教員の一言

我々はコンピュータゲームで人間の操作で画面中の立体図形が素早く動作することを体験している.ぞの図形はコンピュータの計算により更新・描画されている.その計算原理である図形の数理科学を理解して単なるゲームプレイヤーに終わらず,ゲームクリエイターになれる力を身につけて欲しい.また,将来学ぶ計算機援用工学のためのたくさんのエキスに触れて欲しい。

連絡先(メール、電話番号)

岩附信行教授(石川台1号館305号室,nob@mep.titech.ac.jp)
伊能教夫教授(石川台3号館505号室,inou@mech.titech.ac.jp)
高橋秀智准教授(石川台6号館303A号室,takahashi.h.am@m.titech.ac.jp)
天谷賢治教授(西8号館W406号室,kamaya@a.mei.titech.ac.jp)
中崎清彦教授(石川台4号館303号室,nakasaki@ide.titech.ac.jp)

オフィスアワー

特に設けない.担当教員に電子メイルでアポイントメントをとり,相談して欲しい.

その他

(1)本授業科目は講義,演習を統合した科目であり,出席することを原則とする.
(2)コンピュータ設備の点から受講生は最大127名に制限する.
(3)本授業科目全般に関する問い合わせは,岩附教授が対応する.

このページのトップへ