宇宙地球科学B c   Earth and Space Sciences, Series B

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担当教員
木内 豪  淺輪 貴史  豊田 栄 
使用教室
月1-2(W241)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
1772
シラバス更新日
2015年3月31日
講義資料更新日
2015年3月27日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:1

講義概要

地球環境を構成する物質の生い立ちやその循環現象について、地球の誕生から現在に至るまでの時間スケールで解説する。また、地球の気候や生態系にとって極めて重要な役割を果たす水の循環システムを取り上げ、その特性を解説する。さらには、地球環境の中でも我々が生活する都市や地域のスケールを対象に、環境の変遷や現状、将来について解説する。

講義の目的

理学、工学、生命科学の各分野を将来専攻する一年生を対象に地球史学、地球惑星物質学、環境物理学の基礎をそれぞれの最新の研究成果を交えて平易に解説する。地球環境や地域環境の問題と関連させながら、宇宙地球科学に特有の時間空間スケールに対する考え方や複雑なシステムに対する科学的アプローチなどを習得する。高校での地学の履修は前提としない。

講義計画

以下のテーマについて、環境学的視点からみた宇宙地球科学を紹介する。

第1回-5回:豊田担当
 地球上の物質の起源と特徴や物質の循環現象について、グローバルスケールを中心に紹介する。
  第1回:元素の起源、太陽系の形成と進化
  第2回:地球の誕生と進化、地球内部を構成する物質とその化学組成
  第3回:大気、海洋の組成と物質循環
  第4回:生命の起源と進化、生物と物質循環
  第5回:テストあるいは自主調査/レポートまとめ

第6回-10回:木内担当
 地球上の水循環システムの特徴について、様々な時空間スケールや事例に基づきながら紹介し、持続的な水との関わりについて考えていく。
  第6回:水の性質と水循環システム
  第7回:気圏・地圏と水循環(1)
  第8回:気圏・地圏と水循環(2)
  第9回:将来の地球と水問題
  第10回:テストあるいは自主調査/レポートまとめ

第11回-15回:淺輪担当
地球環境の中で我々が生活する都市や地域に着目し、これまでに顕在化してきた環境問題について述べるとともに、人工衛星や航空機からのリモートセンシング技術により、都市・地域環境をモニタリングする技術を解説する。
  第11回:地球環境と都市環境
  第12回:環境のリモートセンシング(1)
  第13回:環境のリモートセンシング(2)
  第14回:テストあるいは自主調査/レポートまとめ
  第15回:都市の緑化とその環境改善効果

教科書・参考書等

担当教員により異なる。初回の講義時にアナウンスする。

関連科目・履修の条件等

関連科目 宇宙地球科学A
履修の条件 とくになし

成績評価

教員3名それぞれのテストあるいはレポートの成績の合計点とする。テストあるいはレポートの内容については、各教員より授業中に説明をする。

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